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Column

肌細胞にアプローチする肌育のすすめ

美容のトレンドワード「肌育」

最近よく「肌育」という言葉を耳にするようになりました。
読んで字の如く、肌を育てることを目的としたケアや治療をさす言葉です。

なぜ肌を育てる必要があるのか…
具体的にはどのような方法が有効なのか…


今回は美容の原点「肌育」についてお話したいと思います。

肌老化…肌の内側で何が起きている?

肌は年齢を重ねるごとに成長し、さらには様々な環境因子の影響や加齢性の変化が加わり、やがて老化していきます。

目に見える肌老化としてあげられるのは主にシワの増加・肌のキメの乱れ・肌のハリや弾力の低下・くすみシミの出現などですが、肌の内側ではいったい何が起きているのでしょうか?

このように皮膚は真皮と表皮2つの層で成り立っています。

表皮がターンオーバーを繰り返しながら肌は生まれ変わっていますが、加齢に伴いターンオーバーは徐々に鈍くなり(平均約28日だったのが40〜60日と伸びていく)表皮全体が薄くなりシワが増加します。そして古い角質が肌表面に残りくすみの原因となります。

真皮は肌のハリや弾力を支える部分ですが、30代頃から線維芽細胞の働きが弱まり、コラーゲンやエラスチンの変性や減少、断裂が起こると、肌が弾力を失いシワやたるみが生じます。またヒアルロン酸の減少により、肌の水分量が低下し潤いのないしぼんだ印象を与えるようになります。

肌の内部ではこのような複雑な変化が起きているのです。

「肌育」 という新理念

このような肌の奥で起きる老化を食い止めるには何が有効なのでしょうか。
もちろんバランスのとれた食事やスキンケアは必要不可欠ですが、市販の化粧品などでの皮膚表面からのアプローチでは到底真皮までは届かず太刀打ちできません。

そこで美容医療の出番となるわけですが…
数年前から美容医療の世界でも「若返り治療」に大きな変化が起きています。

従来の若返り治療は主にボリュームの補填や皮膚の支持構造の強化を目的としていましたが、再生医療の登場により若返り治療は「肌育」つまり「肌そのものを育成する」という目的治療へと大きく舵が切られたのです。

肌育治療の基本理念は、お顔の形を変えて若見えさせるのではなく、肌質そのものを再構築することでさまざまな肌老化にアプローチする治療です。

「肌育」 とは肌細胞のリモデリング

真皮層に存在する線維芽細胞は肌の若々しさを保つために重要なエラスチン・コラーゲン・ヒアルロン酸を生み出しています。この線維芽細胞を取り囲む細胞以外の繊維状のタンパク質部分を細胞間マトリックスといいます。(ECMと略され、細胞外基質、細胞外マトリックスともいう)。

コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などもECMであり、そのほかコンドロイチン硫酸や水分も含まれます。真皮には、線維芽細胞、血管、神経、毛包、汗腺などの細胞も多く存在していて、ECMはそれらと共存しています。

ECMには真皮層の構造そのものを維持する働きと、線維芽細胞に刺激を与えて細胞の再生を促す働きの両方の役割があります。

さて、本題です。

加齢と共に、線維芽細胞の活動は弱まり、ECMの産生も低下します。

そこへ減少したECMを直接注入することにより肌の若返りを目指す美容施術が以前から行われてきました(コラーゲン注入やヒアルロン酸注入など)。これらの治療は注入した直後からシワやハリが改善されるため、満足度の高い美容施術ですが、線維芽細胞の機能を復活させる作用はありませんので、時間の経過と共に効果は減弱します。

そういった意味で真の肌育治療とは言えません。

そこで、新しく生まれた治療法がECMリモデリング治療です。

リモデリングとは再構築を意味します。ECMリモデリング治療は線維芽細胞の機能を再活性化することで、ECM産生能力を増加させ真皮の構築を若返らせるという治療法です。

ECMリモデリング治療 「プロファイロ」

ECMリモデリング治療として、当院が自信を持っておすすめしたいのがプロファイロです。

プロファイロ は、イタリアIBSA社が特許を取得したヒアルロン酸混合製剤です。従来のボリュームアップを目的としたヒアルロン酸とは効果や適応も全く異なるものです。

低分子のヒアルロン酸と高分子のヒアルロン酸が、特殊な熱処理によって弱い水素結合で結合し、安定したハイブリッド複合体が形成されているのが特徴です。

また、プロファイロでは悲架橋のヒアルロン酸が使われているためアレルギーの発生率が非常に低い仕様となっています。

加齢によって損なわれたECMの働きを活性化し、肌構造をリモデリング(再構築)させ、皮下組織を修復するように設計された最先端の再生医療治療です。

安定性と流動性を備えたハイブリッドヒアルロン酸が真皮まで浸透し、コラーゲンやエラスチンを増成させ、加齢により衰えた細胞の土台のリモデリングを促し、線維芽細胞・角化細胞・脂肪細胞を活性化させます。

その結果、肌にハリや弾力を取り戻し、自然なリフトアップ効果や若返り、シワ改善効果が期待できるのです。

プロファイロはこのような方におすすめ

  • お顔や首全体のハリや弾力を取り戻したい方
  • 自然なリフトアップ効果や肌の若返りを希望する方
  • 額、目元、口元などの小ジワを改善したい方
  • くすみを改善し透明感のある肌にしたい方
  • たるみや毛穴の開きが気になる方
  • 肌の乾燥を改善し瑞々しい肌にしたい方

当院では他にも患者様のご希望に添えるような肌育治療をご用意しております。

まずはお気軽に無料相談へお問い合わせください。

<この記事の監修ドクター>
南部 正樹  医師
(日本形成外科学会 日本形成外科学会専門医)

経歴
 平成10年 防衛医科大学校卒業
 平成10年 防衛医科大学病院 形成外科入局
 平成22年 中央クリニック 院長就任

監修医師紹介ページはこちら

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監修者紹介

院長 南部 正樹

院長 南部 正樹

医学博士
日本形成外科学会 日本形成外科学会専門医
防衛医科大学校病院 形成外科 技術指導医
中央クリニック技術指導医

私たちは多くの患者様に‘気軽に通えるクリニック’、‘相談しやすいクリニック’を目指して日々治療や施術、カウンセリングをはじめ、リラックスできる空間づくりに心がけております。お一人ずつ患者様のご希望に合わせた治療、安全な治療、最善の治療をご提供できるように私も医師として日々努力してまいります。
私たちのクリニックが皆さまにとって‘信頼できるクリニック’でありましたら幸いです。どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。

経歴

  • 平成10年防衛医科大学校卒業
  • 平成10年防衛医科大学病院 形成外科入局
  • 平成22年中央クリニック 院長就任

中央クリニックグループのHPはこちら

<現在>
平成24年7月
美容外科形成外科川崎中央クリニック院長就任
防衛医科大学校病院 形成外科 技術指導医
中央クリニック 技術指導医
日本抗加齢医学会専門医

資格・所属学会

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