Column
そもそも二の腕のぶつぶつの正体は何なのでしょうか。
腕のニキビだと思っている方もいますが違います。
ぶつぶつの正体は毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)という皮膚疾患です。
毛孔性苔癬は、本来なら肌のターンオーバーで剥がれ落ちるはずの角質が剥がれずに毛穴周りに残り、角栓となり毛穴が詰まることで生じます。
この詰まった角栓の先端部が表皮に突出し、肌色から褐色調の丘疹(ぶつぶつやボツボツ)ができる事で、肌表面がざらざらとした状態になり毛孔性苔癬となるのです。
毛孔性苔癬は二の腕以外に太ももや背中にもできます。
若年層の乾燥肌や敏感肌の方によく見られる症状で、年齢を重ねると症状が落ち着く傾向にあります。
毛孔性苔癬は他人にうつる皮膚疾患ではなく、痛みや痒みがないのも特徴です。
次に考えられる要因は、ターンオーバーの乱れです。
通常なら約1ヶ月周期で古くなった肌表面の角質が剥がれ、新しい皮膚へ生まれ変わるのですが、このターンオーバーの仕組みが乱れることで、古い角質が毛穴周りに残り、毛孔性苔癬を引き起こすと考えられています。
この場合のターンオーバーが乱れる原因は未だ解明されておらず、遺伝やホルモンバランスが関係していると考えられています。
二の腕のぶつぶつ(毛孔性苔癬)を改善するための治療方法はいくつかありますが、当院ではダーマペン4とフラクショナルレーザー治療をおすすめしています。
患者様の症状やご希望に応じて、適した方法をご提案いたします。
毛孔性苔癬の治療では3〜5回程度を1クールとしています。
状態を見ながら繰り返し治療をすることをおすすめしています。
ダーマペンの気になるダウンタイムですが、施術後に赤み・かゆみ・腫れ・内出血・熱っぽさなどが生じる場合があります。いずれも数日から1週間程度で治ります。
ダーマペンの施術後は肌が敏感で刺激に弱い状態なので、ダウンタイム中は極力患部の刺激を避け、紫外線対策も行いましょう。
ダーマペン4 詳しくはこちら→
フラクショナルレーザーでは1度の治療で10〜20%の肌細胞が入れ替わると言われています。1度の治療で症状が全て解消されるものではなく、1~3ヵ月ごとの3~5回程度の施術を繰り返すことで徐々に効果が現れてきます。
麻酔クリームを塗っての治療ですので、治療自体の痛みはありません。
フラクショナルレーザーの気になるダウンタイムですが、施術後に赤みが2~3日生じます。赤みは1週間程度続くので軟膏とガーゼ保護が必要になります。また照射後、少なくとも1ヶ月はしっかりと紫外線対策をすることが重要です。
フラクショナルレーザー 詳しくはこちら→
今回は当院がおすすめする毛孔性苔癬の治療法をご紹介しました。
二の腕のぶつぶつ(毛孔性苔癬)は難治性の皮膚疾患ですが、根気良く治療を続けることで改善することが期待できます。
当院では他にも、お客様の肌状態に合わせた治療法を各種ご用意しております。
まずはお気軽に無料相談へお問い合わせください。
<この記事の監修ドクター>
南部 正樹 医師
(日本形成外科学会 日本形成外科学会専門医)
経歴
平成10年 防衛医科大学校卒業
平成10年 防衛医科大学病院 形成外科入局
平成22年 中央クリニック 院長就任
監修医師紹介ページはこちら
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院長 南部 正樹
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